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宿曜占星術における人間関係を占う「相性占い」に関しては他に類を見ない的中率が特徴です。
宿曜占星術の「相性占い」は、相性が良い、悪いなどという二元論的な単純なものではありません。自分の宿（本命宿）と他の宿とはお互いにどのような関係であるのか？という対人関係の相性を導き出すもので、宿曜占星術の大きな特徴となっています。

人と人を巡り会わせる縁。人は時として人力を超えた不思議な力に導かれるものです。「こうなったのも何かの縁」と付き合いを始めたりするのも、この縁の作用が影響しています。過去の縁をふりかえり、現在の縁を発展させ、未来の縁に希望を託すこと。そしてその縁をどう受け入れ、発展させるかで、私たちの生きる道や世界も大きく変わってきます。人は無意識のうちに様々な選択をしています。いつ何を（誰を）選ぶかで人間関係もどんどん変わってきます。今の人間関係のほとんどは私たちの選択と縁が形づくったものだといってもいいでしょう。

貴女と彼の宿を見ることでセックスの相性も分かってきます。性を語れる宿曜占星術師は類を見ませんので、きっと貴女にとって大きな気づきとなるでしょう。

 

 

●年運は、１年ごとに一定のサイクルを繰り返す形になります。その年の宿と自分の本命宿との関係で占います。

●月運は日運や年運のように一定のサイクルを繰り返すのではなく、旧暦のついたち（新月）を基に各月の宿が決まっています。こちらも相性を占う場合、そして日運と同様、自分の本命宿の下に「命」を合わせて運勢を見ます。自分の宿と該当月の宿との関係を見て、11のワードで運勢を見ます。

●日運を見る場合、1ヶ月を「活動期」、「魔のウィーク」、「転換期」の3つに分けて考えます。27宿の宿曜盤を以上の流れで一周し、転換期の後は活動期に戻るといったサイクルを繰り返します。
まずは占いたい日が何の宿にあたるのかを調べたら、自分の本命宿（運勢を占いたい人の本命宿）との関係が11のワードで何にあたるかを見ます。加えて次の3つのサイクルをふまえて、日運を占っていきます。

 

 

原点は智慧の菩薩である、文殊菩薩が宿曜の『宿』を作り、天体と暦を完成させた。

正確な名称は『文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経』

約1200年前　中国からはるか平安時代に真言密教の開祖、弘法大師空海によって伝えられた『宿曜経』

 

この宿曜経は、時代を通してさまざまな場面に登場します。

当時の平安貴族の間で大いに人気を博し、紫式部『源氏物語』に「宿曜のかしこき道の人」と記述があることからも、その評判を知ることができます。「桐壷」の巻では主人公の光源氏が誕生した際、宿曜師にその運命を占わせる場面も書き下ろされています。

戦国時代には武将や大名である徳川家康や織田信長、武田信玄といった歴史上の人物も戦の戦術や日取り大名の配置転換などに宿曜を用いたと記述が残っている。時の武将は、敵に生年月日を知られては勝利の妨げになると考え、生まれた日を隠したりしたそうです。

時代を通して、さまざまな場面で活用されてきた宿曜経は、そのあまりの的中率の高さに江戸時代、徳川幕府は宿曜経を封印してしまいました。時が経ち、明治以降に再び宿曜経は宿曜占星術として見直され、近年注目を浴び始めています。

 

 

宿曜経は、現在では「宿曜占星術」と呼ばれるようになり、月の運行と太陰太陽暦（旧暦）を基に性格・運勢判断・日々の吉凶・相性を占います。宿曜占星術は、月の運行を基にした占いであり、月の満ち欠けが織り成す運命のリズムを伝える占いです。空海が確立した、「即身成仏」（そくしんじょうぶつ）という思想は、人がこの世に生まれ生身のままで究極の悟りを開き、仏になることを意味しています。これは現在の考えに置き換えると、「自己実現」、「次元上昇」に繋がります。

あなたの人生を大変容へと促すパワーが、この宿曜占星術には秘められているのです。そして、宿曜占星術には、生きていく上で大切な多くの智恵とメッセージが含まれています。その智惠は、とても深い物事を示しています。古代から智惠のある人たちは、月や星の動きと地上の出来事との間に、目に見えない不思議な因果関係があることを知っていました。月のもつパワーを一度体験すれば、そのメッセージの面白さのとりこになることは間違いありません。

人はそれぞれに個性や才能、使命をもっています。それはあなたに与えられた、かけがえのない天分です。しかし、いくら才能に恵まれていても、それを十分に発揮できなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。宿曜占いを活用し、あなたの運気の流れを先読みすることができれば、あなたの個性は輝き、自分の本領を遺憾なく発揮することができるでしょう。夢が叶うのです。

夢や目標を叶えるためには、理想やビジョンを思い描き、いつも心に念じることが大切です。一粒のタネを蒔き、苗を育てるのと同じように、願い事をいつも心にとどめ育てると、やがては成就の花が咲き、あなたに微笑みかけるでしょう。

 

 

前述した通り、宿曜占星術には壮大かつ緻密な密教の世界観が色濃く反映されています。宿曜占星術を活用すれば、あなたの心の中に潜む無限の力を引き出すことができるでしょう。そして、あなたが持って生まれた才能や弱点はもちろんのこと、どんなふうに他人とコミュニケーションを取り、どういう人間関係を築いていくべきかを教えてくれます。

それぞれの宿には個性があり、宿曜占星術から浮かび上がる人格や運勢は、あなたの心の中を映し出す鏡であり、羅針盤のようなものです。意識的、無意識的に関わらず、多くの人は生きることは辛いものだという前提の下に生活をしています。「人はどうすれば幸福な生活ができるのか」とか「どうすれば悔いのない日々を送れるのか」と、考え悩むものです。空海の唱えた真言密教の基本である「即身成仏」とは、生きているこの世この身で仏となる、という意味です。「悩み、苦しみ、欲望など全てを肯定し、受け入れることで成功する」と、空海は伝えているのです。人の心はさまざまに変化します。悩みや苦しみ、そして欲望は人として生まれた以上、逃れられないものです。これを否定することは、色のない景色と同じことなのです。

自分の宿を知って、自分が何を求めているか、そのヒントを知ることができれば、自らにかけた足枷（あしかせ）は解かれ、自分らしい波動、シグネチャーバイブレーションが高まります。現状に満足せず、自分を変えていこうという意欲を持つ者は、それだけで成功の半分を勝ち取っていると言えるでしょう。そのためにも、自分が陥りやすい危険性を認識して、行動を起こすことが何より大事です。

あなたの宿には、目標や夢を成就させるための必要不可欠な情報が書き記されています。
あなたの宿に秘められた運命を紐解いてくれるのが、宿曜占星術です。宿曜占星術を活用することで、あなたを取り巻く人間関係も円滑となり、そして、新たな時を刻むことができるでしょう。

泣いても笑っても一度しかない人生です。その人生をエンジョイするために、あなたの魂が喜ぶことを積極的に行いましょう。人生というビッグイベントをポジティブに捉え行動すれば、吉祥の月の導きを得ることができるでしょう。